2008年04月30日

樹齢9550年

少し前に気になる記事があって、さきほどインターネットで写真をさがしてみた。
まず記事は・・・。
時事通信から

 スウェーデン中部ダーラナ地方の山で、樹齢9550年と推定されるトウヒ類(マツ科の常緑針葉樹)を発見したと、同国のウメオ大研究チームが19日までに発表した。これまで世界最高齢の樹木は北米の樹齢4000〜5000年のマツ類とみられてきたが、放射性炭素による年代測定の結果、大幅に更新された。
 この木の発見場所付近では、遺伝情報の分析により、この木から分かれたとみられる樹齢9000年、5660年、375年の木もあった。同国の山岳地帯では、同8000年以上のトウヒ類がまとまって生えている所も見つかった。


そして・・・写真は・・・。












jjp_m6126116.jpg
え!?この木が樹齢9550年?いがいにショボイ・・・。屋久島の縄文杉の超巨大バージョンを連想したのだが・・・・。がっかりだよ・・・(・・;)
でもこの木が実際に樹齢9550年らしい。


追記・・・この木の年齢を調査した結果によると、見えている上部はそれほど古代のものでもないのですが、その根は少なくとも9550年も成長を続けているのです。

2004年に発見されたこの木はノルウェー・スプルース(えぞ松に似た木)と呼ばれヨーロッパではクリスマス・ツリーとして各家庭を飾ってきました。しかし植物の中で一番長生きをしてきたこともわかりました。

高度910mの位置で発見されたこの針葉樹の長寿の秘訣は、その根のクローンシステムにあると言われています。このスプルース(Norway spruce)という名の木の茎は600年くらいの寿命があり、茎部が死ぬと同時に根から新しい茎が息づいて出てくるのだそうです。

スウェーデンは11000年前までは氷河期の最後の時代として国を氷の層が覆っていたため、9550年前より前から生きていることは不可能だとしています。

それまでの調査ではスプルースは2000年くらい前に入植されたと考えられていたので、今回の調査結果によってテキストを書き直えることになりそうです。

継続してずっと生きながらえてる木で一番古いのは、カリフォルニア州のホワイトマウンテンにある松の木で約5000歳と見られています。この木の樹齢は年輪から測定されていますが、スプルースの場合は根っこは一緒でも幹は生え変わるので、放射性炭素年代測定をしています。

他にも同じような木のクローンを作り出すことで生きながらえている木があるらしく、タスマニアにある松も1万年以上経っているかもしれないと言われています。

何千年も経ち続けている木というのが想像つきませんね。古代から生命が途絶えずに生きながらえているとはなんとも不思議なものです。









posted by (^^) 天ぷら定食 どこ at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 天ぷら(どこ)のオモシロ雑学(ξ^∇^ξ)
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